リーン・ロゼとは?
1860年フランスのリヨン郊外のブリオード、ローヌ川の支流ブリバス河川畔に豊富なブナを利用して傘とステッキのメーカーとして創業。
当時の従業員は30名程度で木工所からスタートしました。
『ligne roset』の『ligne(リーン)』とは線、血統、家系あるいはコレクションという意味があります。
『roset』(ロゼ)とは創設者の名前です。
つまり”ロゼコレクション”という意味です。
History
1860年から160年以上続くロゼ社とその家族の軌跡
1860年、フランスのリヨン郊外、ローヌ川支流のブリオードで誕生。ローヌ川支流の豊かなブナの森の木をエネルギー源として傘とステッキを製造。従業員30名程度の小さな木工所からスタートしました。
その技術を生かしながら伝統的な家具づくりで戦後の家具の供給に貢献した後、1950年代に入ると、現在のようなモダン家具の製造をスタート。1973年、徹底的に装飾を排したシンプルで斬新なソファは、人々に歓びと感動を持って受け入れられ、センセーショナルなデビューを飾りました。
現在では、世界各国で活躍するデザイナーとのコラボレーションによる本格的なコンテンポラリー家具の製造を開始するなど、時代とともに発展を続けてきたのです。
About us
フランスの家具メーカー
ロゼ本社は1973年以来、ブリオード(アン州)に置かれています。会社は時代とともに大きく発展しました。そのためロゼ社は会社の歴史と成長に貢献してくれたブリオード周辺の人々への謝意から、首都パリではなく創業したこの地に本社を設立したいと強く望んでいました。現在、当社のソファやボード等はアン州、ローヌ州、イゼール州にある5つの工場で製造されており、その工場面積は155,000m2にも及びます。ロゼ社は自分たちの製品が『Made in France』であることを誇りに思っています。
フランスのクラフトマンシップを継承する
リーン・ロゼは、1860年からの優れたノウハウとアン州にルーツがあることから2022年、EPVラベルを取得しています。EPVは「Entreprise du Patrimoine Vivant」の略です。この権威あるラベルはロゼ社の職人技術と製造ノウハウを確かなものと証明するものです。
もっとサスティナブルなデザイン
ロゼ社は持続可能な商品を提供し続けるためにあらゆる資源を大切に使い、常に環境に配慮したモノづくりのベストプラクティスを実践しています。
Designers
- Michel Ducaroy(ミッシェル・デュカロワ)
- Pascal Mourgue(パスカル・ムールグ)
- Christian Werner(クリスチャン・ウェルネール)
- Philippe Nigro(フィリップ・ニグロ)
- Pierre Paulin(ピエール・ポラン)
- Ronan & Erwan Bouroullec(ロナン & エルワン・ブルレック)
- Marie Christine Dorner(マリー・クリスティーン・ドルネル)
- Michel Ducaroy/ミッシェル・デュカロワ
- Pascal Mourgue/パスカル・ムールグ
- Christian Werner/クリスチャン・ウェルネール
- Philippe Nigro/フィリップ・ニグロ
- Pierre Paulin/ピエール・ポラン
- Ronan & Erwan Bouroullec/ロナン&エルワン・ブルレック
- Marie Christine Dorner/マリー・クリスティーン・ドルネル
Michel Ducaroyミッシェル・デュカロワ
ROSETTOGOは、誕生から40年以上経った現代でもリーン・ロゼを代表するソファ
フランス・リヨン出身。リヨンでは名高い装飾家の家系、Cheley
ssin家の子孫として誕生。生まれながらにデザイナーの道を進むよう運命づけられた人といえます。ミッシェル・デュカロワは、幼い頃から家族や、一家の運営する会社の現場でデザインと技術を学び、さらにリヨン国立美術学校を卒業しました。
リーン・ロゼとのコラボレーションは、1954年から行い、ソファ新世代といわれるウレタンフォームによるモデルを発表。『ROSETTOGO(ロゼトーゴ)』は、そのシンボルとなりました。『ROSETTOGO(ロゼトーゴ)』は、誕生から40年以上経ってもその斬新さ、魅力を失わず、現代でもリーン・ロゼを代表するソファです。ミッシェル・デュカロワの活動は、連続性を表し、それは美と機能調和の探求が彼にとって生涯の課題だということを語っています。
Pascal Mourgueパスカル・ムールグ
彫刻家としても名高く、ヨーロピアン・デザインを愛する人々の間で、絶大な支持を得ています
1943年、フランス・パリ出身。19歳で家具の設計を始めてすぐに才能を発揮し、工業デザイナーとして多岐にわたり活躍。インテリアデザイナーであり彫刻家としても名高く、ヨーロピアン・デザインを愛する人々の間で、絶大な支持を得ています。
パスカル・ムールグの家具は、パリの美術館『Musse des Arts De
coratifs』の永久保存コレクションに選ばれており、その芸術性は高く評価されています。
1994年に発表されたロゼ社とのコラボレーション作品、『ROSETCALIN(ロゼカラン)』は、世界中の人々から愛されているロングセラー作品です。
パスカル・ムールグのデザインの特徴は、機能性と、フォルムの美しさで、「商品」として「売れる」ということも配慮されており、多くの有名ブランドからオファーがあり、カルティエ、バカラなどでも数多くのプロダクツをデザインしています。
Christian Wernerクリスチャン・ウェルネール
世界三大デザイン賞の一つ「レッドドット賞」をはじめ、世界各国の数々の賞を受賞
1959年、ドイツ・ベルリン出身。ベルリンとハンブルクで工業デザインの訓練を受け、1987年からハンブルクでインダストリアルデザインの会社にデザイナーとして勤務しました。1992年に独立、ハンブルクにデザインスタジオを設立し、以来、数多くの製品とインテリアデザインを生み出してきました。
独創性に満ちたクリスチャン・ウェルネールの作品は、レッドドット賞をはじめ、世界各国の数々の賞を受賞。2015年に発表したロゼ社とのコラボレーション作品、『ROSETPRADO(ロゼプラド)』は、人の生活や行動の研究から形態が決められた、新しいライフスタイルを形にしたことで、大きな話題となりました。
Philippe Nigroフィリップ・ニグロ
ROSETCONFLUENCES(ロゼコンフルアンス)はそのユニークなデザインで家具見本市の話題を独占
1975年、フランス・ニース出身。1997年、パリの『Ecole Boulle(エコール・ブール国立工芸学校)』を卒業。Michele
de
Lucchiのアシスタントとして幅広く様々なプロジェクトに携わりました。多くの著名な家具製造者とコラボレートするだけでなく、イタリア郵便事業など、他の異なる分野の仕事にも従事。その豊かな創造性は各業界で話題となっていました。
2010年にロゼ社とのコラボレーションで発表した『ROSETCONFLUENCES(ロゼコンフルアンス)は、そのユニークなデザインで家具見本市の話題を独占、レッドドットデザイン賞をはじめとして、多くのタイトルを獲得しています。
Pierre Paulinピエール・ポラン
大阪万博にも出展した、60〜70年代のフランスを代表する世界的に著名なデザイナー
1927年、フランス・パリ出身。1970年、大阪万博でフランスパビリオンにトリコロールのソファ、『アンフィス』を展示。1987年、国際インダストリアルデザイン賞を受賞。60〜70年代のフランスを代表する、世界的に著名なデザイナーです。
2008年、ロゼ社とのコラボレーションでポンピドー大統領が愛用したというソファを復刻した、カボチャを思わせる『ROSETPUMPKIN(ロゼパンプキン)』を発表。パリの国際家具見本市で『デザイナー・オブ・ザ・イヤー』を獲得しました。
パリのゴブラン美術館では『デザインと権力展』を。ベルギーのグラン・オルニュの現代美術館では『ピエール・ポラン スーパーモダンデザイナー』個展など、数多くの美術展を開催。フランスデザイン界の一時代を築きました。
Ronan & Erwan Bouroullecロナン & エルワン・ブルレック
数多くの作品を発表し、現代では最も注目を集めている世界でも珍しい兄弟ユニットデザイナー。
1971年(Ronan)と1976年(Erwan)、フランス・ブルターニュ地方出身。兄弟で活躍するデザイナーは世界でも珍しく、1997年に、パリの『Salun
du
meuble』に、『崩壊したキッチン』というタイトルの作品を出展し、話題を集めました。1999年以降より兄弟の活動が本格化、数多くの作品を発表し、現代では最も注目を集めている若手デザイナーのユニットです。
ロゼ社とのコラボレーションは、2001年からスタートし、これまで数多くのデザイン賞を獲得してきました。2005年には美しいシェイプのソファ『ROSETFACETT(ロゼファセット)』を発表。2009年には、ユニークなインテリアオブジェクト『ROSETCLOUDS(ロゼクラウズ)を発表。2011年には、『ROSETPLOUM
(ロゼプルム)』を発表し、大きな話題となりました。
『ROSETPLOUM
(ロゼプルム)』は、フルーツをイメージさせる独特のフォルムで、国際家具見本市でレッドドットデザイン賞を獲得、リーン・ロゼのヒット作品として君臨しています。
Marie Christine Dornerマリー・クリスティーン・ドルネル
モンティス、ベルナルド、バカラなどの名だたるメーカーのデザインも行っている人気デザイナー。
デザイナー兼インテリア建築家である彼女は、パリのエコール・カモンド校を卒業後、パリで最初のオフィスを開く前に、東京で1年間、初の家具コレクションをデザインしました。彼女の代表作には、サンジェルマン・デ・プレのラ・ヴィラ、コメディ・フランセーズ・レストラン、シャンゼリゼ通りの頂上にある大統領特別観覧席(トリビューン・プレシデンティエル・デュ・14ジュイエ)、およびニーム市の家具デザイン、ル・モビリエ・ナショナルのデザインなどがあります。
ロンドンに10年以上在住し、フランス外務省大使公邸の設計と内装を手がけ、個人顧客向けの特別プロジェクトを引き受けています。また、リーニュ・ロゼ、モンティス、ベルナルドー、バカラなどのメーカーのデザインも行っています。2004年にパリ、東京、京都で展示された彼女のコレクション「Une
Forme, One Shape」は、フランスと日本の最高の職人が木、金、磁器、竹、セラミック、複合材料を用いて彼女のジュエリー、オブジェ、家具を作り上げました。
1995年にはパリ市デザイングランプリを受賞。